天秤

前回に引き続き小学1年生の
思い出話です

ある日、体調を崩し学校を
休みました。
数日ぶりに出席すると
いきなり私が休んでいる
間に進んだ「てんびん」の
テスト。

私、てんびんなんて
習ってない・・・
少々、不安になりながら
テスト用紙を見ると
てんびんの絵が書いて
あり重い方に○をつけなさい
という問題がずらり。

スイカとリンゴ、、、
たまご3個とたまご5個、、、

エヘヘ・・・こんな問題なら
楽勝楽勝
順調に問題を解いていくと

釘とおかず・・・
砂とおかず・・・
石とおかず・・・

何故かおかずのオンパレード

ここまでスラスラ動いていた
鉛筆がピタリと止まり
考え込む私。

(おかずって言っても
ハンバーグもあるし
魚もあるし野菜もあるし・・・
もしかして私が休んで
いる間におかずについて
勉強したのかな

考えても考えても分からず
丁度、見回りにきた先生に
『おかずってなんですか?』
と小さな声で聞いてみると
「自分で考えてごらん
と言われました

(へぇ〜自分で考えるのか〜
おかずといえば・・・
おかずといえば・・・
お弁当によく入っている
卵焼きにしよう〜)

幼心にもへんな問題
と、思いながら提出。

後日、返ってきた答案用紙を
見てみると、、、


バツバツバツ
それもおかずのとこばかり

そして問題をよく見直すと
そこに書かれた文字は
「おかず」ではなく
「おがくず」

その頃は「おがくず」なんて
存在も言葉も知らないので、
完全な思い込み

どうやら先生は私が
『おかずってなんですか?』
と聞いたのを答えを聞いたと
勘違いしたみたい

この一件以来、「おがくず」
トラウマです(笑)

さぁ、今週も元気に
参りましょうか