部屋の片づけをしていたら小学校の時に書いた文集が出てきました。
課題は夏休みの思い出。

内容をかいつまむと・・・
夏休みにおばあちゃんの家(秋田県)に泊まりに行った時、
庭で私を呼ぶ母の声に外に出てみると目の前の木に、
まさに今セミが殻を破って成虫の姿を
現そうとしているまっ最中。
私は初めてみる、その光景に子供ながら生物の神秘と
生命力に惹きつけられご飯を食べるのも忘れ何時間も
何時間も暑い日差しの中、観察しセミが空へ飛んで
いくまでの様子を書いたもの。
長い時間をかけ殻を破って姿を現した乳白色の体と
薄くて綺麗なエメラルドグリーンの羽の色は今でも
鮮明に覚えているほど衝撃的でした。

そして私の書いたこの作文はなんと作文コンクールで入賞
しかも、この文集は自筆のままなので凄く懐かしくて
ついつい片づけを忘れ最初から最後まで読みふけって
しまいました。

でも今だから言えるけど私にとってこの作文は
セミの様子より、、、賞をとった事より、、、
もっと大きくて複雑な思い出が・・・

なんと出来あがった文集を母に見せると母は一瞬
「ん!?」と不思議顔。そして1言
『秋田で見たのはセミの幼虫、、、でしょ!?(~_~;)』

そう!私、何を勘違いしたのか作文のタイトルは
【アゲハの幼虫】しかもご丁寧にタイトルの下にアゲハの
イラストまで書いてある・・・
(アゲハの幼虫は見た事ないのに)

作文を書いてる時は何度も頭の中であの時、見た一部始終の
光景をリプレイして(もちろん頭の中の映像はセミ)書いたのに
どうしてアゲハになっちゃったんだろう????
しかも、よりによって入賞しちゃうなんて

自分でも理解できないセミとアゲハの入れ替わりです